大相撲こんな事


かつて千代の富士黄金時代に弓取式という隠れた存在の力士ちゃんこ小金富士を訪ねる 

 久し振りとなりますが、今回はかつて当時の放駒部屋に所属し千代の富士黄金時代に弓取式を演じていた元幕下・小金富士のちゃんこ料理を味わいました。
 弓取式といえば、本場所の結びの一番の勝者に代わり作法を得た力士が弓を受け勝者の舞を演ずるという結びの一番終了後の打ち出し前に行われるのはご存知と思います。
 世界中から人気を誇る日本武道のスポーツである大相撲は世界中でテレビ中継され外国人の観戦客も多いほどです。その中で、全取り組み終了後に行われる弓取式をみて「これは」と思う人は多いと思います。テレビ中継ではあまり見られませんが実際の観戦では非常に興味深いと思います。しかも基本は幕下以下の力士が行い、大銀杏、化粧まわしの着用も許されてます。しかし弓取式を行う力士は関取になれないというジンクスがありましたが、平成2年5月場所まで行っていた九重部屋の巴富士が同年7月場所に十両へ昇進し、小結まで番付を上げたことからそのジンクスを潜めたそうです。その小金富士は昭和60年11月場所から昭和62年1月場所まで弓取式を勤め、その間の昭和61年11月場所に三段目優勝を果たしてます。この当時の各段優勝力士の紹介インタビューでは「弓取式でおなじみの」とアナウンスされてます。昭和62年9月場所に再び弓取式を務め、その後稽古に精進し昭和63年3月場所から平成元年1月場所まで幕下1桁の番付に在位しましたが、番付運の悪さもあって関取にはなれませんでした。
 その後平成2年1月場所では7戦全敗となり廃業し、飲食業界で修業後、調理師免許を取得し、平成7年10月に小金井市の実家を改装しちゃんこ小金富士を開店しました。

ちゃんこ小金富士

ちゃんこ小金富士
ちゃんこ小金富士です。

小錦、2代目貴ノ花(のちの貴乃花)、曙、3代目若乃花の手形
 まずお店に入ると当たり前ですが、こちらの女将が出迎えてくれました。店主は厨房に没頭されてたそうですが、まずお店には、当時の大関の小錦、2代目貴ノ花(のちの貴乃花)、曙、3代目若乃花の手形の額が飾られてます。
小金富士(左)と第62代横綱大乃国の芝田山親方(右)
 こちらはこの店の店主小金富士さんと元横綱大乃国の芝田山親方です。小金富士さんは現役時代に大乃国さんの付け人でもあったそうです。大乃国さんは1年後輩だそうで、先輩が後輩の付け人を務めた訳です。
北勝海(現八角親方)、千代の富士、旭富士(現伊勢ヶM親方)、大乃国(現芝田山親方)の手形
 こちらは左から北勝海(現八角親方)、千代の富士、旭富士(現伊勢ケ浜親方)、大乃国(現芝田山親方)の手形です。この当時は千代の富士黄金時代の最末期であり、その千代の富士引退後1年間に一気に4人の横綱が引退し60年振りの横綱空位となったのは記憶に新しいです。この同時期に弓取式この同時期に弓取式を務めたのがこちらの店主である小金富士さんです。その後は北斗旭、高見若らが弓取式を務めました。
大乃国(現芝田山親方)
 こちらはその小金富士の弟弟子である横綱大乃国(現芝田山親方)です。新弟子時代、そして関取関取昇進後、横綱土俵入り、天皇賜杯を受け取る瞬間など、千代の富士黄金時代の真っ只中での優勝と一時代を築きました。また、こちらは理事就任記念の時のものだそうです。

ビール
 ここではまずビールです。

お通し
続いてお通しです。

若貴兄弟と初代貴ノ花の二子山親方の手形
こちらは左から2代目貴乃花、右が3代目若乃花の手形とサインです。

放駒部屋特製ちゃんこ
こちらがこの店オリジナルの当時の放駒部屋特製ちゃんこです。えのきから肉、キノコなど満天のちゃんこ鍋です。

うどん
しめくくりはうどん

こちらはこの日も満員といってもいいくらいのお客の入りようでした。コロナ禍でしばらくなかったものの、元力士が作られるちゃんこは当時所属してた部屋を彷彿させる内容を生かしているのが伝わるものです。他にも現役当時の弓取式の写真も飾られてます。
 このお店は女将さんがメインで切り盛りをされる中でその店にしかないもをを肌で感じさせるものでしょう。この中央線で八王子、大月方面へ向かわれる際は是非立ち寄ってもらいたいところです。

ちゃんこ小金富士
東京都小金井市本町3-7-4
武蔵小金井駅北口下車 徒歩7分

取材日 令和5年12月30日
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